開催日時:2022年7月15日(金) 参加者:青年部会会員 17名
テ ー マ:清掃行政の未来を考える
研修団体の概要
一般社団法人東京環境保全協会(以下、東環保)さまのご依頼で「SDGs de 地方創生」オンライン版を開催させていただきました。
東環保さまは、東京23区住民の生活環境保全の観点から清掃行政の一翼を担い、70数年にわたって清掃事業に携わってこられた団体です。私たちは昨年度から、青年部会主催のSDGsオンライン研修の講師を2回にわたり務めてきましたが、今般のカードゲーム研修はその集大成となります。
オンライン カードゲーム
当日は、SDGsと地方創生の関係性について簡単に説明した後、計10チームに分かれてゲームをスタート。
今回はオンライン版ということで、zoomのブレイクアウトルームを利用し、他チームと交渉しながらゲームを進めていくところがポイントです。参加者の方々は、普段から顔を合わせていることもあり、1ターン目から特定のルームに複数名が集まって交渉を進めている場面が多く見られました。
また、積極的に各チームのルームを渡り歩くプレイヤーがいたり、手持ちのプロジェクトが条件的に実行できないためルームから動かずにじっくりと考えこむプライヤーもいたりと、リアル版と変わらない光景も確認できました。
しかし、活発なコミュニケーションとは裏腹に、人口や暮らしやすさのメーターは下がり続けてしまいます。2ターン目終了後の中間発表で、まちが消滅の危機にあることを説明すると、3ターン目以降はコミュニケーションがより活発になり、プロジェクトもまちを良くする目的に絞って行われるようになりました。その結果、経済や人口が回復し始めましたが、無情にもタイムオーバーのアラームがなってしまいました。最終的に自チームの目標を達成したのは、10チーム中3チームのみとなりました。
ゲーム後の振り返りでは、上手く成果が出なかったからこその観点から、活発な意見交換がなされました。その中から一部のご意見をご紹介いたします。
参加者の振り返りとご感想
【Aさん】
人生ゲームみたいに各自の目標達成しか考えてなかったので、もっと協力し合って全チーム達成するようなやり方ができれば良かった。まさに我々の業界のようだと感じた。個々の会社ではなく、業界団体として一つの目標を持つべきだと痛感した。
【Bさん(行政担当)】
住民の目標を精査してもっと戦略的に出資すべきだった。
【Cさん(プロジェクトをほとんど実行できなかったチーム)】
交渉では自分の利益ばかりになり、協力が疎かになっていたので、現実世界に置き換えると恐ろしく思う。
【Dさん】
今日の研修の気づきとしては、何事も上手くいかなかった時は、周りとのコミュニケーションをしっかりとる必要性を強く感じました。
【Eさん】
この研修で人に提案を持ちかける時の話し方などの大切さに気づけた。
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