福岡県・福岡市
開催日時:2021.06.25(金)午前10時~正午 参 加 者:経営陣、部門リーダー 計9名
テ ー マ:2021年下半期経営計画策定におけるSDGs貢献目標の再定義
研修先企業の概要など
今回のSDGs研修のご依頼は、福岡県福岡市に本社を置く大洋グループ様よりいただきました。
大洋グループ様の中核である大洋サンソ様は、昭和21年創業の老舗企業です。商工業用ガスの販売を主力業務とし、中古工具の販売などの事業も展開されています。SDGsについては2020年3月から取組み始め、事業部門ごとにSDGsKPIを設定されています。事業計画にSDGsがきちんと反映され、戦略的にSDGs経営を実践されてきています。その結果、コロナ禍においても過去最高の売上を更新する部門が出るなど、SDGs経営の良い成果が出ている企業の一つです。
ニーズに対応
上記の状況下、今回は、下半期の事業計画策定におけるSDGs貢献目標を再定義するにあたり、そのヒントが欲しいというオーダーをいただきました。大洋グループ様のニーズに答えるためにピックアップしたのが、「SDGsアウトサイドイン」のカードゲームです。
アウトサイドインのカードゲームは、①社会課題解決のためのヒントを組み合わせることで新事業を発案し、②その後、新事業をどうPRしたら社会に波及し、事業を成長させられるか、を学ぶビジネスシミュレーションゲームです。
SDGs カードゲーム体験
当日は、SDGsの基本理念とアウトサイドイン(ソーシャルビジネスの概念)について簡単に学んだ後、すぐにゲームを開始しました。何事も実践あるのみです!
ゲームの序盤は、とりあえず行動して試行錯誤を繰り返される方、じっくりと情報を読み取り行動する慎重派の方、皆様それぞれの個性が垣間見られる展開となりました。
ゲームの後半からは行動に変化が現れ、協働で事業を行うペアが現れたり、事業資金を融通しあったりなど、いわゆる協働、協業が行われました。
最終結果発表後の振り返りでは、ゲームと現実における相違点の深掘りや、どうビジネスに活かしていくべきかのディスカッション、意見発表が活発に行われました。
新鮮な研修となったことから新しい気づきを得ていただいたようで、午後の経営計画策定会議においても、SDGsへの取組みを継続する部門、SDGsKPIを見直してチャレンジする部門など、より実践的な発表が行われていました。
研修体験後のご感想
Aさん:協働する重要性が確認できて良かったです。新規事業創出に気を取られ過ぎて、SDGs自体を考えることができなかったことが残念です。
Bさん:ゲームを通して視野が広くなり、SDGsの視点で仕事を考えることが出来ました。
Cさん:個の考え方や存在だけでは限界がありますが、視点を少し変えるだけで、様々な可能性が広がる事に改めて気づかされました。
Dさん:自分の手持ちのカードだけではできる事が限られることを実感することができました。また、選択肢が多くなったときに、整理、判断、選択する訓練も必要だと感じまし
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